
©Thomas Ruff / VG Bild-Kunst, Bonn 2016
写真好きのあいだで話題だった展覧会、「トーマス・ルフ展」がついに始まりました!
トーマス・ルフは、とてもコンセプチュアルな作風で知られるドイツの現代写真家です。
現代写真の礎を築いたベッヒャー夫妻から写真を学んだのち、独自の写真表現を探求。他の写真家は持ち合わせないアート的な視点から様々なシリーズ作品を製作しています。
2013年に多くの人を集めたアンドレアス・グルスキーもベッヒャー夫妻から写真を学んだ同じく”ベッヒャー派”です。今展も多くの人で賑わうことでしょう。
©Thomas Ruff / VG Bild-Kunst, Bonn 2016
ポートレートシリーズ。2mを超えるというサイズで、どこにでもありそうな人物写真が
全く違う印象を与えます。これは是非実物で観て欲しい!
©Thomas Ruff / VG Bild-Kunst, Bonn 2016
「jpeg」シリーズ。画像の荒れをあえて全面に押し出した作品群です。ネットで引っ張ってきた解像度の小さい画像を無理やり拡大するとこんな感じになります。
遠くから観ると普通の写真に見えるんですよね。
©Thomas Ruff / VG Bild-Kunst, Bonn 2016
フォトグラムシリーズ。カメラやデジタル技術を駆使して描く抽象画のような表現。
これは写真と呼んで良い物なのか…?
一般的な写真というイメージからだいぶかけ離れてますよね。
11月までは東京、その後金沢に巡回しますよー。
写真という表現の、新しい楽しみ方を発見させてくれる展示会です。
お見逃しなくー!
「トーマス・ルフ展」
【東京】2016年8月30日~11月13日
【金沢】2016年12月10日~17年3月12日
会場:東京国立近代美術館、金沢21世紀美術館
公式HP:http://thomasruff.jp/
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